いきなり「ちょっと!あんたぁ!」って怒鳴りこんで来てた ばぁちゃん

NO IMAGE

 

こんばんはm(__)m
とんでもないタイトルで更新ですw

絶対、検索では出てこないタイトルw
ひどいw
ですが、書いていきます。

『心』が相談員してた頃なんですけど、結構あったんですよね。
朝。
始業前に事務所の掃き掃除とかしてたら「ちょっと!あんたぁ!」って。
すっごい顔して怒鳴り込んでこられるの。
だいたい、いつも3人くらいの利用者さんが日替わりで来るんだけど、内容は
・ここは朝ごはんも食べさせてくれん!→帰る。
・部屋が荒らされて、●●が盗られとる!→帰る
・ワシの車がなくなっとる!仕事に行かれん!→帰る。
まぁ、つまりは『帰る』と。

そりゃ、そうだ。
そりゃ家がいいよね。できることなら。なんでもいいから帰りたいって思うよね、そりゃ。
でも、仕事柄「よし。わかった。帰れ。」とは言えないわけで。
そんな時の『心』の対応なんですが・・・

いろいろあるんだけど、
①ひたすら聞く
②一緒に怒る
③フグ〇マス〇
って感じが多かったように思います。

以下。

①ひたすら聞くパターン
よくあるやつですよね。
傾聴って言うのかな。
でも、そんなちゃんとしたことじゃなくて。

ばぁちゃん(以下B)「ちょっと!あんたぁ!」
『心』       「はい?どしちゃったん?」
B「ここは、朝ごはんも食べさせてくれんのんね!」
心「今朝の?ごはん?食べてないん?」
B「ほうよね!どうなっとんね、ここは!」
心「ほうなん!まぁ、座りんさいや。お茶でも飲む?」
B「いらんわいね!(でも座る)」
心「ほいで?」
B「なにがね?」
心「なんで、そんなに怒っとん?」
B「ご飯も食べさせてくれんけん、怒るわいね!もう、帰らんといけん。」
心「ほっか。朝、食べんのはつらいね。そりゃ、腹が減りゃぁ、イライラもするわ。」
B「当たりまえよねぇ!」
心「腹減ったね。 今、なんでも好きなもの食べさせるって言ったら、何がえぇ?」
B「知らんわいね!」
心「でも、腹減っとるじゃろ?なんでも良いけん、言うだけ言ってみんさいや」
B「知らんわいね!ご飯食べてすぐじゃに、何が食べたいか言われてもわからん!」
心「もったいなー。今ならタダなのに。」

・・・・。実際は、こんな短時間では済みませんし、かなり割愛してます。
でも、玄関先に二人で並んで座って、よく話したなぁ。
30分も怒ったままの人って、なかなか居ないんですよね。

②一緒に怒るパターン
これは、周囲の職員に唖然とされましたね。
B
「ちょっと!あんたぁ!」
心「はい?どしちゃったん?」
B「ここは、朝ごはんも食べさせてくれんのんね!」
心「なんじゃとぉ!朝ごはん食べとらんのんね?」
B「ほうよね!」
心「そりゃ、どうなっちょんね!こらえんど!」
B「ほうじゃろうがね!うちゃあ、もう、情けのうてやれんのよ!」
心「そりゃ、そうじゃ!やっちゃらんにゃいけん!誰が悪いんね!怒っちゃるけん、案内しんさい!」
B「だれ言うこともないけど、みなよね!」
心「ほいじゃぁ、みな、端から怒っちゃらんにゃいけん!」
B「・・・」

たまたま、歩いてた職員に・・・
心「あんたかぁ!」
B「違うわいね、その人は悪うないんよね。」
心「違うんね。ほんなら、誰ねぇ」
B「そがいに怒りんさんな。あんた、人にあんな怒るもんじゃないんよ。」
心「ほうかね?うん。そうよね。」
・・・
ちゃんと、気心の知れた職員にしかしませんよ?
パワハラとかではないですよ。たぶん。
むしろ年上職員にしてたし。役職さんとか。
なんでか、最終的には僕が止められるんですよね、ばぁちゃんに。

③フ〇田マ〇オパターン
B「ちょっと!あんたぁ!」
心「はい?どしちゃったん?」
B「ここは、朝ごはんも食べさせてくれんのんね!」
心「えぇーっ!(マス〇風)」
B「www」
心「?どしたん?」
B「あんたの声がどしたんねw」
心「いや、そりゃたまげたんよね」
B「ほうね。ほじゃが、まぁ、困ったもんよね」
心「うん。なんかね。困るわ。見てみんさい、あこらにゴミも落ちとるし。」
B「ほうよ。あこらに捨てんにゃぁええのにから」
心「ねぇ。困るね。」
・・・。

楽しかったな。

これね。
別に介護の技術でもなければ、下手すると正しい介護を学んだ人からすると怒られるのかもしれない。
でもね、●●法とか、●●術とかじゃなくて。
とりあえず聴こうやって思う。

実際には何か不安なことがあって帰りたいのかもしれないし、他に不愉快なことがあって帰りたいのかもしれない。
帰りたい原因がすぐにわかるわけじゃない。
でも、なんか嫌って気持ちを「怒る」って形で表現してるんだから。
だから、帰宅願望とかで済ますのはやめようよ。
「昼になったら帰れる」とかあり得ない嘘もいらないよ。

なんでこんなこと書くかっていうと、2つあって。
1つ目は「見守りロボット」。

特定の登録した人の顔を認識すると、
「お部屋におかえりください」って言うらしい。
こんなもん、施設にあったら絶対、顔に落書きしてやる。
眉毛とか。鼻毛とか。って思ったけど、実際、それに近い職員もいなくはないなとw
そう思ったら、自分ならどうするか考えてて。

2つ目は、それを考えてたら、「やっぱ介護楽しい」って思ったから。

よくね、認知症の方に対しての対応のマニュアルは?とか、どう対応するかの方法論をって質問をされることがあって。
でもね、困ります。質問する相手間違ってますw
介護について正式に学んだわけじゃないし。
理論とかわかんないし。
でもね、その前に「人としてちゃんと接する」ことはしてきたつもり。
・ちゃんと聞く。
・嘘つかずに話す。
そしたら、話してるうちに怒ってる気持ちが落ち着いてたりするよ。
そうやって、人と接する仕事したくて介護始めた人なら。
楽しいよ、たぶん。

PS そんな時間ないわ!って人へ。
ほんとにない?
そこで対応しとかないと、後々、もっと大変になって、すっごい時間かかったりしない?
大丈夫?w

広島ブログ
PVアクセスランキング にほんブログ村

『心』の日記カテゴリの最新記事