おはようございます^^
今日でブログの毎日更新1週間です🎊
単位が〇日から〇週に変わるのって、なんか嬉しいですね(明日からまた〇日だけど)
ちなみに、ブログ全体で言うと41記事目になります。
いつもご覧いただいてる皆様のおかげですm(__)m
本当にありがとうございます。
これからもしっかりと更新していきます^^
さて、そんな今日の記事ですが先日も記事に書きました【事故報告書】
についてなんですが、今回は『書き方』についてです。
4月には新任職員さんを迎える施設や、先輩になります!という職員さんもいらっしゃると思います。
そこで、改めて。
新任職員さんや介護職に慣れていない方にも伝わる【事故報告書の書き方】についてです!
事故報告書はなぜ書くの?
介護職員さんが事故報告書を書く上で、忘れてはならないのが、「なぜ事故報告書を書くのか」ということですね。
書き方以前に、「なぜ?」を間違えて認識した結果、事故報告書を書く=責任を取らされたと訴える職員さんをよく見かけます。
大間違いですね。
なので、新任職員さんが事故報告書を書く際には「なぜ書くのか」について、まず知ってもらう必要があります。
それでは早速。
⓵〝防げる事故”を防ぐため
⓶‶対応の質”を上げるため
⓷自分たち‶介護職員を守る”ため
それぞれに詳しく書いて行きます。
⓵防げる事故を防ぐとは?
介護施設では日々、多くの方が生活されています。
生活をする=動くことになりますので、転倒などの事故は起こり得るものです。
ですが、「だれが」「いつ」「どこで」「どのようにして」転倒したのか。
「原因」はなんなのか。
これらの『情報』の蓄積によって、全てではないですが防ぐことができる事故もあります。
これが伝わっていないと、転倒を発見した時点で気持ちが落ち込んでしまっているのに、さらに急降下しかねませんよね^^;
事故報告書って名前だけでも物々しいのに、転倒を発見する=事故報告書を書かされる(責任を取らされる)になってしまうのかもしれないですね。
⓶対応の質を上げるとは?
事故報告書=情報の蓄積、分析のためにあると先ほどお伝えしました。
これについては、介護の質を上げることにも使えます。
介助中に不幸にも利用者さんにケガを負わせてしまった。
ほとんどの介護職員が経験があると思います。
自分の介助の方法や、技術、知識について悔んだり、目の前で痛そうにしている利用者さんを目の当たりにして悲しくなったり。
でもね。
悔んで、悲しむだけでは不十分です。
その上で、「なぜ痛い思いをさせてしまったのか」「どうすれば痛い思いをせずに済んだのか」を学ばせて頂きましょう。
自分自身が学び、職員全体で学んで共有することで「もう二度と同じような痛い思いをさせない」ためにいかしましょう。
⓷介護職員を守るとは?
ここまでにお伝えしたように、介護施設、介護職員にとって事故というものは完全に無くすことはできないものです。
本来は事故(故意でないもの)について介護職員個人が責任を問われるべきではないと考えます。
ですが、残念ながら介護施設で起こった事故がトラブルの原因となってしまっている場面も見かけます。
そんな時に、正確に事実が記載されている事故報告書は介護職員の身を守ってくれるものになるかもしれません。
(絶対にとは言い切れません。残念ですが。)
ここまでに書いた「だれが」「いつ」などの情報について正確に記載されていれば、「原因」などを分析することができます。
結果として適切な対応していたにもかかわらず偶発的に起きてしまった事故であることを証明するツールにもなります。
抑えておくべきポイント
続いては、事故報告書に記載する上で抑えておくべきポイントについてです。
だいたい、どの施設での事故報告書も様式は似たような内容になっていると思います。
⓶事故対象者(物)の情報
⓷発見者または当事者の情報
⓸発生場所
⓹発生前の状況
⓺事故種別・内容
⓻受傷(受診)状況
⓼事故原因
⓽今後の対応策
⓾家族への連絡状況
ポイントとしては、事実のみを記載するということですね。
日時や場所、名前なんかは正確に記入しようと思えば、簡単にできると思います。
報告書についての問題が多く見られる⓹発生前の状況と⓺事故内容ですね。
この部分に「予想が書かれている」ことが多いです。
例をあげると
⓺事故の内容
歩行中にバランスを崩し、後ろ向きに転倒したと思われる。
さて、どこが良くないでしょう。
「事実」かどうかわからない内容が「想像」して書かれていることですよね。
・後ろ向きに転倒したのか、転倒した後に姿勢を変えたのかわからない。
・そもそも「思われる」って事実じゃない
もちろん、利用者本人から聞き取ればわかることですから、聞き取りが可能な場合はしっかりと事実確認した上で正確に記載することが必要です。
ですが、よくわからない場合。
そこは、「不明」が事実です。
もしも、全く状況が不明で目撃者もなく、本人からも聞きとれない場合はこうなります。
廊下にて仰向け状に倒れているB様を発見する。
発見するまでの状況については不明。
ですよね?
だって、わかんないんだもの。
でも、結構見ますよね、予測した事故報告書。
これだと、正確な情報の蓄積にはならないから、結果として事故を防ぐことが難しくなります。
なので、初めて事故報告書を記入する方にも丁寧に伝えてあげまでください^^
見たり、聞いたりして確認できたこと以外は「不明」が事実です。
また、⓻受傷(受診)状況や⓾家族への連絡などは介護職員のみで記入するのではなく、看護師や相談員に記入依頼することも必要です。
え?
頼んだら怒られる?w
で、あれば「不明」ですねw
冗談はさておき、そこは施設のルールもあると思いますのでそれぞれにお任せします。
が、事実を書くためには職員同士の協力も必要ですのでお忘れなく。
まとめ
ここまで簡単に「事故報告書」の書き方についてお伝えしてきましたが、やはり重要なのは
『書くためのテクニック』ではないですよね。
介護職員が事故報告書を書くために必要な2つの理解
※『事実のみを書く』※
この2つを理解できていること。
そうすれば、おのずと書き方は身に付きますよね。
正確な内容の事故報告書の蓄積が、あなたの施設での事故防止に役立つことをお祈り申し上げますm(__)m