介護ロボット、老人介護の切り札になるのか

介護ロボット、老人介護の切り札になるのか

みなさん、おはようございます。
介護保険外サービスを営んでおります、『心(しん)』です。

8月までは時折、寒いと感じるような時期もありましたが、9月に入ったかというように、暑い毎日ですね。
そんな中、先日の台風15は、千葉県に甚大な被害を及ぼしているということを、Twitterなどで知り、まずは停電の一刻も早い復旧を願うばかりです。
この暑い中ですから、クーラーや冷蔵庫。また、移動のためには信号機は必須です。
また、『心』が長年勤務した老人施設においても、即「生命」に関わってしまうような場合もあります
二次的な被害の拡大が心配されます。

さて、これまでにブログにて記事を書いてきましたが、いくつかの理由で一度仕切り直しをしようと思います。
理由①あまりにも『心』の個人情報が多すぎる。
理由②内容が拙すぎて、とても皆様にご覧いただくようなものではない。
   (これに関しては、まだまだ努力が必要ですw)
主な理由は、こんな所ですw
他、様々ありますが、ここでグジグジ書いても仕方ないので、控えておきます。

と、いうことで、仕切り直し初日に考えたテーマです。
これは、昨日付けのニュースで見たものなんですが、
「厚労省、AIの開発と社会実装を加速 介護も重点分野」とあります。
これまでも、データヘルス改革と称して、データやICTを駆使して医療・介護の生産性を高める動きが進んできましたが、さらに加速させていこうという考えのようです。
具体的には、医療面では、創薬や画像診断、手術支援を。
介護面では、ケア・プランの提案や記録作成、「見守り」などの領域で活躍を期待しているそうです。

『心』はここまでニュースを読んで、「見守り」などの領域で活躍という所がとても気になりまして。調べてみると、今後の介護の切り札として取り扱ってるような記事を見つけたり・・・。
まぁ、データや書類的な面ではAIの活躍というのは想像がつきます。
では、「見守り」いわば介護の領域では、現状はどうなっているのでしょうか。

実は様々な所で既に介護ロボットとして存在しています。
ウチの施設では使ってるよ~、とかあると思いますが・・・。
まず、介護ロボットについての定義なのですが、これも、厚労省では3つをあげています。
①情報を感知する
②情報を判断する
③そのうえで動作する
つまり、感じて、考えて、動けたらロボットですよ、と。
格好良かったり、空を飛べたり、なんか強かったりする必要は全くないんですねw
少し残念ですが、現在活躍中のロボットの紹介です。


⑴移乗支援ロボット
 介護用マッスルスーツやアシストベッドなど
⑵移動支援ロボット
 電動アシストカートなど
⑶排泄支援
 ベッドサイド水洗トイレなど
⑷見守り支援
 アウルサイト(非接触・無拘束見守りシステム)など
⑸入浴支援
 バスアシストなど
⑹機能訓練支援
 歩行測定ロボット、機能訓練サポートロボットなど
⑺服薬支援ロボット
 eお薬さんなど
⑻認知症セラピー支援
 アザラシ型ロボット「パロ」など
⑼食事支援ロボット
 マイスプーンなど
⑽口腔ケア支援ロボット
⑾介護業務支援ロボット
 ルンバなど

と、ちょっと調べただけでも、山のようにでてきます。
しかも、ロボットとして売り出してはいるものの、上の定義づけ①、②、③を満たしているかどうか微妙なものもありますけどw

『心』個人でいうと、⑻アザラシ型ロボット「パロ」とか気になりますね。
ある意味、ライバルですけど、今は絶対、負けたくないですねw
だって、ペッパー君の知識量はすごいけど、会話する能力で負けるとは絶対、思わないしw
それでも、きっと、こんなのあったら便利!とか、ちょっと気になるってあると思うんです。
国も導入に助成金を出したりして、いろんなところで当然のように見かけるようになるんでしょうね~。

いや、実際、様々な技術の革新によって、生活全般はとても便利になってきているのは確かですよね。
ちょっと前ま道具で行ってた家事が、三種の神器~とかって、今や、当然ですもんね。むしろ、無いと困る。
だから、数年後、十数年後には当然のように存在してるんでしょうね~。

ただ、少し気になるのが、あまり急ぎすぎて欲しくないなという所なんですよね。
今の時期。
ちょうど、導入され始めて、認知され始めた時期って、すごく大事だと思うんです。
リテラシーというか・・・。
なんていうんだろ、正しい理解っていうのかな?
介護ロボットにしても、ケアプランや記録の作成AIにしても。
効率化や利便性は大切です。
でも、あくまで人間が使うものです。
適切な技術や知識があって初めてのマッスルスーツです。
ルールを守って使うから、電動アシストカートは安全なんです。
自動車だってそうですよね。
運転免許を持って、交通ルールを守らなければ立派な凶器いなっちゃう。
PCだって、SNSだって、なんでもそうだと思うんです。

どれだけ優れた機能や、自発的に思考することができたとしても、これらは広い意味で「道具」でなくちゃいけないんじゃないかなぁ。
人間が行う介護という仕事が、便利に行うことができる。
これまでよりも、少ない人数で、これまでよりも少ない労力で、少ない時間で、正確に。
そのための道具。

切り札は真剣に介護について考え、想い、行動してる僕らでありたいですよね。
伝統技能みたいに。
ロボットなんかに負けねぇよって気概を持ちつつ、便利に使いこなす未来であってほしいなと、田舎で生まれ育った、旧型の介護士『心』は思うのです。
やっぱり、古いかな?w


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