介護職の現状

介護職の現状

おはようございますm(__)m
いつも、ご覧いただき、ありがとうございます。

さて、今日は少し真面目な話題です。
唐突ですが、みなさん、介護労働実態調査ってご存じですか?
これですね、公益法人 介護労働安定センターという所が毎年実施されている調査なんですが、H30年度の結果報告が令和元年8月9日にされました。
そこで、納得しつつも気になる結果が出てたので、今日の話題にさせてもらいました。

まずは、下表をごらんください(^^)/

出典:公益社団法人 介護労働安定センターHP 平成30年度 介護労働実態調査結果 より

これですね、全国の介護保険サービスを実施する事業所のうちから18,000事業所を無作為抽出にて選定。有効回答は9,102事業所であった。
(有効回収率は51.6%)
って方法で自計式郵送での回答なんですが、年齢分布がすごいw

20歳未満~25歳未満って全体の3.8%www
30歳未満の職員で見たとしても、9.6%・・・
1割に満たないんですよね・・・・

確かに、人口統計で見れば、今の30歳未満って明らかに減少してるんだろうし、一概に、若手が少ないって言えるものでもないのかもしれないけど、やっぱり介護施設で勤務してきた経験から言うと、少ないですよね若者。
なんでだろ?
この表からは原因はわからないんだけど、考えられるのは
①そもそも、介護職を志す若者が少ない。
②ある程度の人数は就職しているけど、離職率が高い。
③事業所が新任職員の募集をしていない。
の3つくらいなのかなと。

①については、有効求人倍率の増加から見てもわかる通り、他の仕事の選択肢が増えて、以前に比べて介護職を志す方が減ってるのはあるかもしれないですよね。調査のあった、H30年10月といえば、H28年~H29年の約1.4倍あたりから現状の1.6倍に近づいてきてる頃ですし。

②については、どうだろう。自分の身の回りで言うと、離職うんぬんより、そもそも、20代の方はそんなに居なかったような気もするんですが・・・。
でも、実際に数字を見てみないと。ということで、表(その2)です。

出典:公益社団法人 介護労働安定センターHP 平成30年度 介護労働実態調査結果 より

結構、介護職って離職率高いイメージでしたけど、実際、全体とそう変わらないんですよね。

ただ・・・
さらに表(その3)です。

出典:公益社団法人 介護労働安定センターHP 平成30年度 介護労働実態調査結果 より

こんな分析もありまして・・・。
新規採用者のうち、20代がどれくらい居るのかが、わからないから、断定はできませんが、やはり、原因として可能性はありますよね。

そして、③w
これは、ほぼないんじゃないかと。
だって、調査結果の中に、
「平成25年以降、5年連続して事業所の介護職員の不足感は増加している。」
(平成30年結果では67.2%の事業所が不足と回答)
その原因として、「採用が困難である。」が89.1%ってなってるしw
もし、これで、実は募集してませんとかって言われると、怒りますよねw

さて。
ってことは、①と②が介護職に若手(30歳未満)が少ない理由ってことになるのかなと『心』は考えるわけです。
つまり、入ってくる人は少ないのに、出ていく人は多い・・・。

なんでですかね・・・。
最近は福祉の学校で、有資格の状態で就職する人も多いのに。
志もって、学んで就職してるのに。
やっぱり、学んだこととギャップがあるんですかね・・・。
『心』も15年も老人施設に居た人間なので、どっぷり業界につかりこんでる側です。
だから、少し聞いてみたい。
志を持って学んでる学生さんや、希望を持って就職した新任職員さんに。

『心』の思う介護って、どう見えますか?って。

もちろん、理想と現実は違います。
全部を理想論で済ますことはできないと思います。
でも、現実を良く見て、知ったうえで、理想に近づけるのが福祉のお仕事かなと思ってます。

すごく難しいことだけれど、チームワークとケジメのバランス・・・。
これ、書きだすとすごく長くなっちゃうので、またにします^^;

さて、どうやって、これからの介護を支える、若い芽を育てていきましょう?


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