介護報酬の不正受給について

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みなさん、こんばんはm(__)m
諸事情により、随分と更新が滞ってしまいましたが、また、本日からちょくちょくと書いていきます。

今日はタイトルにもある、例の不正受給事件ですね。
これ、本日(9/26)の朝、YAHOOのトップ画面で知ったんですけど、
神奈川県にある、介護老人保健施設で人員配置基準を満たしていないにも関わらず、満額請求していた。ということなんですが、
その額、7億5千万円(対象期間2013.4~2018.7)。

で、なんで明るみに出たかというと、『関係者からの通報』
とのことです。
いや、通報した人は、いろんな葛藤があったりしたんだと思うんです。
でも、少なくとも、2013年度~2017年度にかけて、行政(県とか市)はもちろん、運営法人でも監査受けてるはずなんですよね。
『心』も社会福祉法人勤務時代は、毎年のように監査受けてました。
それこそ、重箱の隅をつつくような事を言われてみたり、行政の担当者が変わるごとに、「???」って指摘を受けたりもしました。
ただ、それでも、いい勉強になる機会だと思ってたんですよね。正直。
こんな言い方、おかしいのかもしれないけど、自分が普段やってる仕事の答え合わせというか。
そんな感じで、少し楽しみにしてたりしました。
当日も、口頭指摘事項があったりしても、
「●●だとダメなのであれば、◎◎ならOKですか?」って聞き返して。
それでOK貰えた方法で、再提出が必要か、それとも今後の変更で大丈夫か確認して。
そうやって、制度やルールについて毎年、新発見や再確認を繰り返してきました。

でもね。
時々、あるんですよ。
監査資料、ちゃんと見てる?って思うことが。
あっちゃいけない事なんだろうけど、自分で作った監査資料の不備に気付くときが。
しかも、結構重大な。
もちろん、監査終了後に。いや、当然、自分から連絡して、お詫び&訂正しましたよ。もちろん。
(小文字は、隠蔽じゃないですよ。お恥ずかしいから小さくなってるだけw)

そりゃ、『心』がちゃんと作ってないのが悪いんですよ。当然。
でも、それ、通っちゃったら、ダメじゃんw
って思いません?

今回の不正に関して言えば、
利用者数に応じて配置しなければいけない職員数を、退職した職員が勤務しているかのように見せかけていた。
って単純な方法なんですよね。
これって、調べる方からすると、
①利用者数を確認→②勤務すべき職員数を確認→③勤務実態を確認
って流れになると思うんですよ。

・・・。
5年以上でしょ?
気付こうよ。
タイムカードとか、出勤簿とか、見なかったの?

もちろん、不正する方が悪いんですよ。
そんなの、当然です。
でも、不正防止を目的に監査してるんだから、5年も連続で不正を見抜けなかったことにも、問題ありますよね?

こうやって、ルールを破る人がいると、その度に制度や罰則は厳しくなる。
そうやって、無駄な書類が増え、現場以外に必要な人員が増え、施設の人件費は膨張する。
無駄。
馬鹿な書類作る時間も。そのための人員も。

今、介護施設に勤めてる方、現場のスタッフ、日勤帯何名ですか?
その施設での事務所職員、何名ですか?(当然、管理者等も含め)
比率、おかしくないですか?
何屋さんやねん!?ってなりません?
そんなもんに時間と人を割くくらいなら、もっと現場に人が欲しいんじゃぃ!って。

だからね、もうやめて。妙な不正して儲けるの。
そのせいで、無駄に首絞められてる人が、たくさんいるから。

そして、もう一つ。
今回の不正に関して、運営法人のコメント。
「当方の主張が市に認めてもらえなかったのは残念だが、処分には従う。
利用者がこれまでと同じ暮らしが送れるよう、職員一丸となって対応する。」
ですって。

ふざけんな(# ゚Д゚)
おっと失礼。でもね、なにより後半。
職員のほとんどは、利用者の暮らしを支えるために、これまでも対応して来てるんだよ!
不正を行った一部職員さんや、管理職さん、それと利益を得た方。
ちゃんとしようね?

そして最後に。
不正を告発された関係者さんに、不利益なことがないといいな・・・
それだけが少し心配です。

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