介護福祉士がフリーランスとして活動するための準備について

NO IMAGE

こんにちはm(__)m
フリーランス介護福祉士を名乗っております、『心』です。
ここで、豆知識なんですが・・・
・自営業者
・個人事業主
・フリーランス
この違いって、ご存じですか?

似たような使われ方をしているんですが、実際、なんなんでしょうか・・・。

〇自営業・・・自分で事業を営む人
〇個人事業主・・・自営業者の中で特に、「法人を設立せず、個人として事業を営むために開業届を提出した」人
〇フリーランス・・・企業や団体に属さず、独立して業務を請け負う人。企業、団体、個人と仕事の依頼があるたびに請負等の契約を行い求められている業務を行う。

という事なんですね。

つまり、自営業で個人事業主でフリーランスである人というのも存在し得るわけです。
まぁ、個人事業主は自営業者に含まれるわけですから、個人事業主でフリーランスという人ですかね、厳密には。
で、長くなったんですが、それが介護保険外サービス『心』を営んでいる、フリーランス介護福祉士の『心』なわけです。

今日は、そんな『心』がフリーランスになるのに、どんな準備をしたか。
また、今になって、やっておけばよかったと思うことについて書いていきます。

実際に『心』が行った準備について

まず、実際に行った準備ですね。
⓵現在の勤務先を退職するまでにすること。
フリーランスとして活動するためには、退職することが求められる場合が多いですよね。
でも、副業として始めることも可能なのかなと思うわけです。
あくまでも、会社のルールが許せばですが。
例えば、これまでの会社で通常の勤務をしたあと、休日のみ限定でフリーランス活動をしてみるとか。

ただ、かなり厳しいんじゃないかとは思いますね。
今回は介護福祉士がフリーランスとして活動するための話ですから、おそらく介護の現場で働いてる方が対象者のほとんどになると思うんですが、
・不定休
・勤務中の電話対応不可
・勤務時間が変動
などの理由で、仕事の依頼を受けづらいですよね^^;
なので、こと介護福祉士がフリーランス化するためには、やはり退職というのは現実的な路線なのかなと思います。

その上で、退職するまでに必要なことですが、
●退職金の確認・・・有/無はもちろん、可能なら概算金額も把握しておきましょう。
フリーランス開業直後≒ほぼ無職と言っていいと思います。
どれだけ固定費を下げたとしても、生活していくだけでお金は減っていきます。
生活費+業務にあてる資金がないと、あっという間に活動終了になりかねません。
なので、何度も言うようですが、最低でも1年は無収入でも生活できるだけのお金は必要になります。

●自身の税や社会保険料の確認・・・これもお金の話です。
ご存じの通り、会社を退職して収入が減ったからと言って即、税や社会保険料が減額されるわけではありません。
多くの場合は健康保険料は倍増しますし、(これまでは半分会社が負担してくれてますもんね)
住民税に関しても、前年の所得をもとに計算されてますから、退職後もすぐには変わりません。
(確定申告等により確定し、その後の還付はあっても)
ちなみに、税や保険料の滞納は『心』が思うに、一番危険な借金ですから、絶対に避けた方がいいですよ。
これ、自己破産しても消えないはずですし・・・。
さらに、保険滞納によって、負担割合が変更されたりすると目も当てられない状況になります・・・。

●地域の競争相手の確認
ご自身が活動拠点にしようと思ってる地域に既に活動している人がいるかどうかの確認もしましょう。
考えようによっては、需要があるという証明でもあるのですが、利用者絶対数が少なかった場合は同業者と取り合いになるわけですから、把握しておく必要はありますよね。

●事前に活動内容について考えておく
活動内容=業務内容ではありません。
もちろん、どういった仕事を請負うかというのも必要ですが、
・ホームページは作成依頼するのか、自作するのか。自作するなら、ソフトは何を使うか。
・SNSによる広報は行うのか。Twitter?Facebook?Instagram?
・確定申告は青色/白色?
・経理はどうするのか、自分でする場合は会計ソフトの選定は?
なども考える必要があります。

●協力していただける医療関係者、福祉関係者について
介護福祉士として活動する上で、これも必要になると思います。
福祉関係者については言わずもがなですが、『心』は医療関係者も必須だと思ってます。
介護を提供する場合に医療との連携とは外せないですもんね。

⓶退職してからすること
●健康保険の手続き
退職後、速やかに行います。
国民健康保険にするのか、任意継続にするのか。
地域によっては共済保険なんかもあるかもしれませんね。
上記のように退職前に決定した保険に加入手続きを行います。

●年金の手続きを行う
市役所等窓口で、国民年金への切り替えを行います。

●開業届の提出
これも、提出しなければ個人事業主として活動できないので、できるだけ早く提出します。
上の、保険・年金ほどではなくても急ぎましょう。
うまく立ち回れば、1日で全部済みますよ^^
(書類の準備は前日までにしておく必要があります)

とりあえず、『心』が実際にやった準備はこれくらいですかね^^;

ちなみに。
フリーランスとして活動することを決定している場合は、再就職手当は支給されません(ほとんどの場合)ので、ハローワークでの活動は無意味です。
さっさと窓口で自身で開業する旨を伝えて、手続きを終わらせましょう。
ただ、調べてみると、「自営業するつもりだったけど支給されたよ~」と言っている方も見かけますので、試してみたい方はどうぞ。
『心』は無駄な時間でしたが・・・。

やっておけばよかった事

つづいて、『心』が行っていない準備の中で、やっておけばと思う事が一つあります。
(本当はもっとあるんだろうけど、1つしか思いついてないだけw)

これね。
クレジットカードを作っておくことです。
業務用の。

会社を退職して、「個人事業主になる/フリーランスになる」というのは、「社会的信用が落ちる」ということです。
なので、退職後はカードを作ることが困難になりますし、作れたとしてもすごく限られたものの中から選択するようになります。
多くの選択肢の中から選んだ方が何事も有利だと思うので、できればクレジットカードは業務用に新しく作っておく方がいいなと思っています。

選ぶときに、会計ソフト、ネットバンクなんかも一緒に考えて、連動させやすいものにしておくと後々、便利ですね^^

介護福祉士はフリーランスとして存在し得るのか

長々と書いてきましたが、最後に。
介護福祉士はフリーランスとして、少なくとも現時点では存在し得ると考えています。
間違いなく、ニーズとかウォンツといった類のものはあります。
開業後4カ月が経過しましたが、毎月、仕事の依頼件数は増加していますし、収益も増加しています。
広報活動をしていることもあり、お問合せなんかも増えてきています。

ただ、「何をする人なのか」「頼んで大丈夫な人なのか」「介護保険との違いは何か」
など、知ってもらうことから始めないといけない状況です。
なので、開業直後から大忙しで、笑いが止まらないなんて例はまれだとおもいます。

さらに、今後は社会福祉法人や、企業との競争となることも十分に考えられます。
よく、「うまいこと考えたね」「隙間をついてるね」と言われますが、少なくとも現時点での『心』に関して言えばとんでもないですw

それでも、施設勤務時代に比べて忙しいことを嬉しいと思えますし、毎日が充実してるのは確かです。
なにより、楽しいし^^

と言うことで。
今日は開業に向けた準備について書いてみました。
検討中の方の参考になれば、なによりです^^

記事トップ
広島ブログ
PVアクセスランキング にほんブログ村

『心』の日記カテゴリの最新記事