簡単に移乗できる方法(が書けるかテストしてみた)

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こんばんは。
今日は移乗介助について図解してみたいと思います。
当初、文章のみで書いてみようとしたんですが・・・
無理でしたw
ですので、本日は画像を用意しております!
(介助者:『心』184CM/72㎏ 被介助者:息子 178CM/58㎏)

とりあえず、今日は
・支えれば起立可能
・膝が伸びる
・介助に協力的
といった、あり得ないシチュエーションで、基本的な動きについて書いていきます!(甘えw)

移乗前の初期姿勢


それでは、さっそく移乗動作についてなんですが、まず初期姿勢ですね。
この時点から様々な方法があると思うんですが、図にあるような姿勢を取ります。
☆ポイント☆
両ひざをしっかりと曲げることで姿勢を低く。(膝が伸びたまま腰だけ曲げると腰痛のリスク大!)
・両足つま先を外に開くことで、前後・左右の体重移動を可能に!
ベッドサイドに足を添えることで体重の分散を!(移乗開始後、軽くもたれてます)
車椅子車輪をつま先で抑えておく。(車椅子が動かないよう固定)
◎被介助者の足の間や、車椅子フットレストの中には足を入れません(移乗する時にスペースが潰されて、自分の足が邪魔になる)

いざ移乗!


続いて移乗動作に入ります。
ここで、誰もが耳にしたことがある『密着』なんですが・・・
新任職員さんや移乗が苦手な方から相談を受けた場合に多くみられるのが、「自分が密着しに行ってしまう」ことなんですね^^;
つまり、相手が背もたれにもたれたまま、自分が覆いかぶさってしまうような状態です。
これだと、相手と自分の体重の合計(中心?)が相手に傾きすぎて、必要以上に筋力を要します
なので、必ず相手に起きてもらう事が必要です。(図の青い楕円)
起立の際の基本姿勢は理解していても、移乗となると意外と多く見られます。
この時、相手の体重は車椅子座面にかかっていますので、介助者の体重は図の黄色部分に持っていきます。
お尻を軽く突き出し、かかとで体重を感じるイメージ)
現時点での重心は、介助者、被介助者それぞれにあるのですが、その中心は図の赤ライン付近(二人の真ん中あたり)になります。
ここから、介助者の右膝を伸ばし、左足でベッドにもたれることで、引っ張ったり、釣り上げたりする必要なく起立状態になります。

右ひざを伸ばすと体重は介助者の左に傾きます。
そこで、左足でベッドにもたれてしまいましょう。(ベッドが固定されているのは当然ですよ!)
さらに、完全に起立状態になったら、介助者が少し背中を後ろに反らせることで、二人の体重の中心を真ん中に持ってきます。
被介助者の頭とつま先がほぼ直線上にあるはず)

☆ポイント☆
右膝を伸ばし、左足でベッドにもたれる→尻文字でローマ字のCを書く感じでw
介助者が背中をそらせることで、被介助者が起立するスペースができる


最後に着地です。
これは、ベッドにもたれていた左足を伸ばし、反っていた背中を戻す(右肩を軽く押し込む)ことで、二人の体重の中心(図の赤ライン)を意図的に被介助者側に崩します。
この時に、介助者の体重は両足つま先にかかりますので、一緒に倒れないように、ふくらはぎで踏ん張る必要があります。
移乗動作中で最も筋力を使う部分です。
ここまでくると、後はゆっくりと座るだけです。

☆ポイント☆
移乗開始から終了まで、介助者は尻文字で〇を書くようになる
介助者の体重を前後左右に移動させることで相手の体重と相殺できるイメージを持つ

最後に。
移乗というと、ベッドから車椅子まで最短距離で直線的に振り回すように介助する場面を目にすることがありますが、
本来は、起立→方向転換→着席という動作を介助することだと思っています。
なので、介助者が前傾したままでは、被介助者の起立姿勢の邪魔になってしまいます。
起立しにくい姿勢のまま介助することは、余分に筋力を求められます。
その余分な筋力が、被介助者にあれば「痛い・辛い」移乗になってしまいます。
被介助者にその筋力がなければ、介助者が「辛い・難しい」移乗になり、腰痛の原因にもなってしまいます。

これまでは、直接、目の前で一緒に確認しながら移乗の方法を伝えるという経験しかなかったのですが、
写真と文章のみで人に伝えるとなると、いかに自分自身の動きを理解できていないかがわかります^^;
今回は、ほとんど私自身の練習のような内容になってしまい、ご覧いただいた方には申し訳ないです。

どうやって人に伝えていくか、検討して今後も更新していければと思います。

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