介護施設内での「理想論」というキラキラしたもの

介護施設内での「理想論」というキラキラしたもの

こんにちは。
本日は通院同行を終えて、少し時間が取れたので、更新^^
ご覧くださり、ありがとうございます。

さて、本日のテーマに関してですが・・・。
施設で勤務のみなさん、「理想論」って聞くとマイナスのイメージ持ちませんか?

例えば、「Aさんは理想論ばかり言うから困る」とか。
「あなたの言ってることは理想論でしょ!」って怒られたり。

で、ここで調べてみました。理想論。

大辞林 第三版の解説
りそうろん【理想論】

理想的ではあっても現実からかけ離れ、とても実現できそうにもない考え方。

ま、予想通りの答えですよね。

ただ、やっぱり理想的なんですよ。
問題はここ。
①「現実からかけ離れ」
②「実現できそうにもない」

確かに、例にもあげた通り、現実無視して語られても・・・ってのは、あると思うんですよね。
ただ、本当にそれ、現実無視してるの?ってところ。

介護の現場で出てくる「現実」って、ぱっと思い浮かぶのは
・本人の心身機能
・本人の疾病状況
・対応できるスタッフの人数
・建物等の生活環境
・周囲の利用者の状況
・対応にかかる時間
って、ところかなと思うんですが・・・。

出てきた意見や、方法論に「現実からかけ離れてる」ってレッテル貼りするならば、当然、その全ては、検討されたんですよね?
検討した上で、改善の余地がないから、「理想論」と断じたんですよね?

そりゃね、強い四肢麻痺があって、拘縮もあって、意識も不鮮明なんです。って方に、
バスに乗って、一人で外出させてあげたいんです!って言われると、それは目標がおかしいと思いますよ。
だって、上にあげた現実に則ってないもの。

でも、それは、「本人の心身機能上、ダメ」「本人の疾病状況上、ダメ」なのであって、「理想論だからダメ」なわけじゃないですよね。
安易に「理想論だ」って批判や否定する方、いますけど、ダメな理由は理想論だからではないですよ。

まぁ、ここまで書いておいて、今更なんですが。
僕、「理想論」って言葉、大嫌いなんですよ。真剣に。
なんでって、安易な逃げに使われてる場合が多いから。

新しい案や、業務に関しての変更、追加などされた時、聞きませんか?
「理想論」
変更しないならしないで、ちゃんと理由を述べないと。
その言葉は、理由でもなければ、返答にもなってないですよ。

それでは、理想には近づけないですよね。
むしろ、時間の経過により、利用者の心身機能の低下や、疾病は進行してしまう可能性が高いのだから、理想からどんどん遠ざかっていきます。
言わば後退です。

それでいいんですかね?
僕らのしてる仕事って。
自立支援って言いながら、高齢者を支えるって言いながら。

人が人にすることだから、理想通りには行かないのは、当然です。
でも、ある事柄の最終目的地としてあるのが、理想ですよね。
なら、ゴールできなくても、近づく努力が求められてることなんじゃないでしょうか。
そこにはリスクも、大変さもあると思います。
でも、一歩でいいから近づこうとしたい。

 

だから、理想論、大いに結構。
どこが、現実からかけ離れてるのか。
なぜ、実現できそうにないのか。

それを検討した上で、何ならばできるのか。
それを考えて、実現していくことが、介護のお仕事だと思うから。

僕にとって、介護の仕事は

「理想と現実のギャップを知った上で、
それでも理想に近づける。そんな素敵なお仕事です!」

 

これから、介護の仕事を始める人、介護を志して学ぶ人に、胸を張って、そう伝えたい。
それが、僕が介護する上でのプライドです。

追伸
あぁ・・
こんなブログでいいのか^^;
思ったことをただ、書き連ねてる、誰のためにもならないブログ><
ごめんなさい、このブログは皆様の知識向上には、なんら役にたちませんw

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